WiMAXを申込む際には審査があります。よって審査に落ちてしまい申込みが完了できなかったという残念な事例も多々あります。せっかく申込んだのに審査落ちした、なんてことにならないようにしっかりと事前に準備をして申込みをすることが大切です。このコラムでは、WiMAX審査に落ちてしまった人に共通することや、落ちてしまった時の原因と対処法をまとめています。WiMAXの審査基準が知りたい方や、審査に通るか不安な方必見です！
そもそもなぜWiMAXの申込みに審査が必要なのでしょうか？
ざっくり言うと、各プロバイダが赤字にならない為の保険のようなものです。WiMAXの各プロバイダが本来高額なWiMAXの端末を無料、もしくは800円など安い価格で提供できるのは、3年契約といった長期期間の利用があるからです。3年契約プランの場合、3年以内に解約すると違約金が発生します。WiMAXの解約手数料はほとんどのプロバイダが、1～13ヶ月目が19000円、14～25ヶ月目が14000円、26～37ヶ月目が9500円となっており、早期解約をする程に違約金が高くなっています。端末を安くしても違約金を高くしているので、万が一早期解約されても利益は回収できるのです。しかし、契約後すぐに滞納されたらどうでしょうか？端末も既に配送している中での料金滞納はプロバイダにとって痛手です。ですから、WiMAXの会社としては、「きちんと支払いが滞りなく続けられる人」を審査に通すようにしているのです。支払いを引き延ばししそうな人」や「支払いを怠りそうな人」は過去にも未納をした履歴がある傾向が強いので、信用機関の情報を元に、審査に通すかを判断しているのですね。
WiMAXの支払い方法にはクレジットカード払いと口座振替の2種類があります。口座振替に対応しているプロバイダは限られていますが、あります。この2つの支払い方法を比較した際に審査への通りやすさが明確に分かれます。結論、クレジットカード払いを選択すれば基本的に審査に通ります。なぜクレジットカード払いの方が審査に通りやすいかというと、クレジットカードを作る際に厳重な審査があるからです。クレジットカードの審査には、「勤務先」「年収」「勤務年数」「借金がないか」「返済状況」「家は持ち家か」これらの項目を記入する欄があり、全てが重要視されます。つまり、この厳しいクレジットカードの審査に通った人なら問題ないだろうというのがプロバイダの見解です。実際クレジットカード払いの場合は最短1日で審査が終わります。ただし、限度額を超えてカードが使えない状態になってると審査に通らない可能性が高いので注意が必要です。
では、口座振替を選択した場合はどうでしょうか？口座振替の場合は審査が厳しくなります。銀行口座を作ること自体は厳しい審査が無く誰でも作れてしまいます。その為、口座振替の人はどれくらい信用があるか分からないので厳しく審査をしないといけないわけなのです。
こういった理由から、早く簡単にWiMAXを利用できるようにする為に支払い方法をクレジットカード払いにして申し込むことをおすすめしています。
支払い方法を口座振替にすると審査に落ちやすいということを前述に記しましたが、もちろん口座振替にした人全員が審査に落ちるという訳ではありません。では、どういった人が審査に落ちる可能性があるのでしょうか。
下記のパターンに当てはまる人は要注意です。
WiMAXは支払い能力のない人にはサービスを提供してくれません。WiMAXを申し込む際に必要な入力項目は、「名前」「生年月日」「性別」「郵便番号」「住所」「電話番号」「メールアドレス」「暗証番号」「本人確認書類の写真」と「クレジット情報」もしくは「口座情報」と非常にシンプルです。その情報を基に、信用情報機関にて過去に滞納・未納などしていないかを確認されます。なぜなら「支払いを引き延ばししそうな人」や「支払いを怠りそうな人」は過去にも未納をした履歴がある傾向が強いので、信用機関の情報を元に、審査に通すかを判断しているのです。
インターネットや携帯の料金だけでなく、キャッシングやローンの滞納があった人も審査に落ちる可能性は高くなります。WiMAXは申込みから過去5年間分の支払い実績を確認している為、いま現在滞納や未納が無いからといって安心は出来ません。
WiMAXに口座振替で契約後、口座の残高不足などで料金未納が続くと、WiMAXを強制的に解約させられることがあります。そういったケースが過去にある人は審査に落ちる可能性が高いです。解約させられた時とは違うプロバイダで契約しようとしても、WiMAXのすべてのプロバイダはUQコミュニケーションズの回線を借りている為、強制解約させられたユーザーのリストは全プロバイダ間で共有されているのです。このプロバイダで解約させられたから他のプロバイダで申込み、とはいかないのです。まずは強制解約にならないように気をつけましょう。
クレジットカードやローンの支払い情報は信用情報機関という組織が収集し、共有しています。過去のカードやローンの支払いが、信用情報機関のデータに遅延や未払いとしてデータが蓄積されていき、あまりにそれらの情報が貯まるとブラックリストに載ってしまいます。WiMAXに申し込む際もこの信用情報機関のデータにアクセスして、対象者の支払い能力を確認しているため、ブラックリストに載っている状態では審査に通りません。ちなみにブラックリストに載った場合はWiMAXだけでなく、新しくクレジットカードを作ったり、住宅ローンを組んだりということができなくなります。
審査に落ちる原因を色々お話してきましたが、そうはいっても審査に落ちてしまったという方はこちらの対象法を試してみてください。
一度審査に落ちた口座で再度申込みをしても、当たり前ですが審査に通る可能性は低いです。その為新しく口座を作って再び申込みをする必要があります。また、新しく口座を作り直すだけでなく、申込む前に事前に5万円ほど口座に入れておきましょう。5万円ほどあれば、少し月額料金が高いプロバイダでも2年契約の場合の総額は支払えるので、プロバイダ側から支払い能力のある人とみなしてもらいやすいです。
すべてのプロバイダはUQコミュニケーションズの回線を借りている為、審査上扱う情報自体は同じなのですが、プロバイダごとに審査のハードルというのは異なります。その為、ある一つのプロバイダで審査に落ちても、別のプロバイダでなら申込めた、というケースはあります。ちなみに、一番審査のハードルが低いのは本家のUQ WiMAXです。ただし、UQ WiMAXで申込むと他プロバイダと比較し月額料金が割高になりますのでご注意を。
最終手段且つ最もシンプルな手段として、家族の口座を借りて申込む、という方法があります。もちろんご家族が過去に料金の滞納や未納がない場合に限りますが。月々の料金はしっかりとご家族に支払い、口座だけ借りるというのもありでしょう。