WiMAXを契約しようとプランを比較した時に悩むのが、「Flat（フラット）ツープラス」や「ライト」などの料金プラン名の違い。プロバイダごとに名称も違い、月額料金にも違いがあるので結構理解に苦しんだりします。ただ基本的にWiMAX2+の料金プランは月間データ通信容量7GB上限プランと、月間通信量無制限のギガ放題プランの2種類のみと考えて大丈夫です。このコラムでは、Flatツープラスなど各プロバイダのWiMAX2+料金プラン名称の違いや各プランのサービス内容を確認し、徹底解説します。
20社以上あるWiMAX2+プロバイダの中で本家と呼べる存在が、UQコミュニケーションズが提供するUQ WiMAX。UQ WiMAXの場合、月間データ通信量7GB制限プランは「UQ Flatツープラス」。月額料金が最もお得なGMOとくとくBBはシンプルに「7GBプラン」。Broad WiMAXは「ライトプラン」。このようにプロバイダによって7ギガ制限プランの名称は異なりますので、申込みを検討しているプロバイダのサイトでしっかり確認してから申込むようにしましょう。
「Flatツープラス」と「ギガ放題」の違いは簡単に説明すると下記の通りです。
「Flatツープラス」・・・月間データ量制限7GBまで
「Flatツープラスギガ放題」・・・月間データ使用量上限無し
という形でデータ使用量が【7GBまで】もしくは【上限ナシ】の2つのプランとなります。LINEやネットサーフィン程度でそれほどデータ通信を行わないならば7GBの「通常プラン」、動画を見たりTikTokなどをよく使用したりするヘビーユーザーは月間上限無しの「ギガ放題」をおすすめしています。料金はUQ Flatツープラス（通常プラン）が3,696円、UQ Flatツープラスギガ放題が4,380円です。料金の差は684円とそれほど大きくありません。どちらに関しても月額料金は上記の定額の料金で利用することができます。差額684円と考えるとギガ放題の方が月間の通信データ量の上限が設定されていない点ではメリットが大きいでしょう。ただし、ギガ放題プランでは注意しないとならないこともあります。それはハイスピードプラスエリアモードの通信量です。ハイスピードプラスエリアモードはauの4G LTE回線を使う通信モードで、ルーター最新機種を使えば下り最大速度867Mbps、上り最大速度75Mbpsの高速通信を利用が可能なモードです。またルーター端末の通信モードをハイスピードプラスエリアモードに変更すると、WiMAX2+の圏外エリアでもauの圏内エリアの場合はインターネット接続可能な点もメリットです。一方、ハイスピードプラスエリアモード利用はWiMAX2+のギガ放題プランを契約中の場合も月間データ量7GB制限で、超過すると通常の通信モードも速度制限対象になり、WiMAX2+端末でインターネット接続ができなくなります（通信速度が128Kbpsに低速化、端末の利用が制限されます）。せっかくギガ放題プランで契約していても月に7ギガしか使えなくなってしまうというケースもあるので注意が必要です。
インターネットを使う毎日、ヘビーユーザーには使用ギガに制限があると困りますよね。WiMAX2+のFlatツープラスプランの場合、月間7GB以上利用して通信量制限を超過すると通信速度が約128Kbpsに低速化、速度規制がかかります。この通信速度は非常に低速で、WEBサイト閲覧やメール送受信も困難でほぼインターネット通信ができない速度ということになります。この速度制限は、UQ WiMAXでは「通信速度制限（月間7GB超）」と呼ばれ、翌月1日に自動解除されるまで、7GB超過時点から月末までWiMAX2+ルーター端末がほぼ使えない状態です。Youtubeなどの動画やオンラインゲームをする人、仕事で常時インターネット接続している人にとって、使うことができる情報量が制限されるとストレスフリーで作業や趣味を行うことが難しくなります。そんな人には「ギガ放題プラン」がお勧めです！3日間で10ギガという制限以外はデータ量の制限が無いので、月々のデータ使用量が多く、インターネットでストレスを感じたくない人は、「ギガ放題プラン」で申込みをしましょう。
WiMAX契約時に「Flatツープラス」と「ギガ放題」どちらのプランで申込もう、と悩む必要は特にありません。なぜならデータプランは1月ごとに変更が可能だからです。普段はギガ放題プランでも、あまりインターネットを利用しない月はFlatツープラス（月間7GB）プランに変更するなど、小まめな調整はインターネット費用の節約方法にもなります。各プロバイダへの申込みで料金プランを変更でき、具体的な申し込み方法は各プロバイダのホームページで確認できますので是非チェックしてみてくださいね。