WiMAXにはモバイルルーターだけでなく、ホームルーターの端末にも種類があります。このコラムでは、ホームルーターに焦点を当て、ホームルーターL02とHOME 01の違い、また、どちらがおすすめなのかについて詳しくご説明します。
L02は、家庭のコンセントに差し込むだけでルーターとしての機能を持ち、工事する必要もなく簡単にインターネットを楽しめるようになるという気軽さが大きな魅力です。工事に立ち会う時間を要しませんし、もちろん工事費用など余計なコストもかかりません。難しい配線も必要なく、機械に詳しくない方でも届いたその日から利用できるという点もメリットになります。また、無線だけではなく有線の接続にも対応しており、LANケーブルを使用すれば下り最大1,000Mbpsという超高速通信が可能になります。大容量のデータを素早く受信できるルーターであるため、高画質の動画をスムーズに再生出来るという点もメリットです。4K放送はもちろん、今後増える8K放送にも対応できる通信速度ですから、動画を頻繁に視聴するという方にとっては特に理想的なルーターと言えるでしょう。また、合計4本のアンテナが内蔵されているため、全方位からの電波を確実にキャッチすることが可能になっています。お部屋の中心に設置しているだけで、リビングや自室、寝室などあらゆる場所で高速インターネット通信が可能な状態になりますから、電波が届かずにイライラすることも無くなります。
2020年3月現在、WiMAXのホームルーターを契約する場合、多くのプロバイダでSpeed Wi-Fi L02とWiMAX HOME01を新規申し込み時に選択可能で、この2機種の比較が重要となってきます。またWiMAXのホームルーター端末の性能確認では速度スペックや対応通信回線、対応するWiMAXの通信モードの比較が欠かせません。まずはSpeed Wi-Fi L02とHOME01の2つのホームルーター機種の性能を比較します。比較してみると、主な違いは下り最大通信速度と同時Wi-Fi接続台数、本体サイズ・重量の違いでした。
・下り最大速度
HOME01：440Mbps→Speed Wi-Fi L02：1,000Mbps（1Gbps／LANケーブルでの有線接続時）※Wi-Fi接続時は下り最大速度867Mbps
・同時Wi-Fi接続台数
HOME01：22台→Speed Wi-Fi L02：42台
・本体サイズ
HOME01：70×155×100 mm→Speed Wi-Fi L02：93×178×93 mm
・重さ
HOME01：338g→Speed Wi-Fi L02：436g
比べてみると、本体サイズや重さは若干増えていますが、速度や同時接続台数は格段に良くなっていますね！
WiMAXホームルーターを選ぼうと思った際に、どのホームルーターを使ってもあまり変わりがないと思ってしまう人もいます。ですが、実際は選ぶホームルータによりスペックの違いがあり、慎重に選ぶ必要があります。そして今現在選べるWiMAXホームルーターL02とHOME01どちらがおすすめかという話ですが、速度を重視するならL02が断然おすすめです。なぜなら、L02はホームルーターとして初めてのギガ速度を実現したからです。常にギガ速度がでるわけではなく、電波状況に左右されることもありますが、そのような場所では旧型にした場合さらに速度が落ちストレスがかかります。ですから、これからWiMAXを使おうと思っている人でどのホームルーターを使うか迷っているのであれば、L02がおすすめです。
ホームルーターを設置するメリットの一つに、回線工事が不要になるという点を挙げられます。ホームルーターはコンセントに接続するだけで自動的に電源が入り、スマホやパソコン、タブレットなど様々な端末に接続することが可能になりますし、ルーターが到着した当日からインターネット通信ができるので、急いで利用したい方にも向いています。WiMAXと同等の通信速度を誇るサービスとして光回線がありますが、こちらは原則として回線工事が必須になります。回線工事は不在では行えない場合が多く、工事業者との間で日程の調整を行わなければなりませんし、すぐに工事に来てもらうことも困難です。回線工事当日には作業員とも顔を合わせることになりますから、様々な点を面倒に感じてしまうという方が大多数です。そして、引越しをしてしまった場合には回線工事を行った意味が無くなってしまいます。新居で光回線を利用したいという場合には、再び回線工事を行わなければならない可能性があり、工事費用は実費になってしまうことがほとんどです。気軽に、そして安くインターネット通信を楽しみたいということであれば、回線工事不要なWiMAXのホームルーターを選んだほうがメリットが多くなります。