WiMAXは、プロパイダによって、料金設定やキャンペーンが異なります。通信エリアや通信速度に大きな違いはないため、プロパイダ選びには料金の比較が重要です。数あるWiMAXの中でも、今回取り上げるのはSmafi WiMAXです。
Smafi WiMAXは、月額が一定であるため、料金設定が分かりやすいWiMAXです。「月額は一定だけど実際お得なの?」という声もあると思います。今回は、Smafi WiMAXについて、月額料金やデメリットを解説していきます。
Smafi WiMAXは、月額料金が契約期間中一定という特徴があります。他社のWiMAXは、契約期間中、料金が変化し、高い月も発生します。Smafi WiMAXと他社WiMAXを比べたときに、結果的にどちらかが安いのかは気になるところです。Smafi WiMAXは、実際安いのか、安くないのかを明らかにしていきましょう。
Smafi WiMAXは、契約期間である3年間ずっと月額3,590円です。他社のWiMAXは、契約期間を3つの期間に分け、月額料金が変化する仕組みとなっています。
例えば、Broad WiMAXのギガ放題プランの場合、1~2ヶ月目は2,726円、3~24ヶ月目は3,411円、25ヶ月目以降は4,011円です。段階的に高くなるため、契約期間の終盤は、月額が高くなります。料金が安い時期もあるため、Smafi WiMAXの定額料金と比べると、結果的には他社の方が安い傾向があります。
Smafi WiMAXの月額料金と契約期間を掛け合わせると、総額129,240円です。他社のWiMAXは、Smafi WiMAXの総額を超えることがあっても、キャッシュバックや月額割引といったキャンペーンがあるため、実質月額料金は安くなります。
Smafi WiMAXは、月額料金が一定であることを強みとしているため、キャンペーンは行っていません。利用料金の総額だけが他社の料金と比べる目安となります。
Smafi WiMAXは、業界最安のとくとくBBを提供しているGMOが運営しています。GMOとくとくBBは、安い料金設定などから人気が高く、サービス利用実績も豊富です。Smafi WiMAXは、2019年に登場した新たなWiMAXであるため、まだまだ利用者が少ないようですが、提供元の信頼感は抜群と言えます。
とくとくBBの料金設定とは違いがあることから、差別化がされています。キャンペーンやオプション料金を含まない分かりやすい料金設定が良いという方には、Smafi WiMAXが適しているでしょう。
Smafi WiMAXは、料金設定が分かりやすいものの、他社のWiMAXに比べると、メリットは少ないです。デメリットとなる部分も多く、WiMAXの導入にあたっては、慎重に検討する必要があります。そこでSmafi WiMAXのデメリットをまとめみました。特徴の把握に役立ててみてくださいね。
多くのWiMAXは、契約年数を過ぎ、契約を更新した場合の月額料金は、25ヶ月目以降の月額料金が適応されることが多いです。例としてBroad WiMAXの月額料金は、25ヶ月目以降4,011円となっています。
Smafi WiMAXは、契約更新後の4年目以降月額料金が高くなります。4年目以降の月額料金は、4,263円です。3年間の総額でも安いとは言えず、4年目以降さらに費用がかかってしまいます。いくつかのWiMAXの4年目以降の料金をまとめたため、確認しておきましょう。
プロパイダ | 月額料金 |
Broad WiMAX | 4,263円 |
BIGLOBE(Flatツープラス) | 3,695円 |
GMOとくとくBB(通常プラン) | 3,609円 |
nifty WiMAX | 4,100円 |
WiMAXを契約更新月以外で解約すると、解約金がかかります。契約更新月は、契約月の翌月から36ヶ月後の月です。早期解約ほど解約金が高く、1ヶ月目~12ヶ月目の解約では、19,000円の解約金がかかってしまいます。WiMAXの解約金については、プロパイダによって大きな変化はありません。契約更新月で解約が望ましいですが、早期解約する場合も、2年目、3年目の方が安い解約金で済みます。
解約月 | 解約金 |
契約更新月 | 0円 |
1ヶ月目~12ヶ月目 | 19,000円 |
13ヶ月目~24ヶ月目 | 14,000円 |
25ヶ月目以降 | 9,500円 |
お得なキャンペーンはほとんどありません。他社の主なキャンペーンには、キャッシュバックや月額割引があります。キャッシュバックは、契約後に現金やギフト券で数万円返ってくるキャンペーンです。月額割引は、月額が割引され、月々の支払いが安くなります。キャッシュバックと月額割引を組み合わせているプロパイダもあり、3万円以上の割引キャンペーンとなる場合もあります。
Smafi WiMAXには、スマホ割しかないため、キャンペーンを含めた実質月額料金もほとんど変わりません。安いWiMAXを探す上では、致命的な弱点とも言えるでしょう。
料金総額やキャンペーンなどから判断すると、Smafi WiMAXは他のWiMAXよりもお得とは言えません。しかし利用者によってメリットとデメリットは異なりますので、契約する前に他社のWiMAXと比較し、それぞれの特徴を把握することが大切です。比較対象として、GMOとくとくBBをピックアップしました。求める料金形態やキャンペーンなどから、どのWiMAXが良いか検討してみましょう。
GMOとくとくBBのWiMAX2+は、最大34,000円~38,000円のキャッシュバック(キャンペーン月によりキャッシュバック金額が異なります)があります。2ヶ月目まで月額割引も適用されるため、キャンペーンを含めた実質月額料金は、Smafi WiMAXよりも断然お得になります。ただ、このプランにはキャッシュバックを受け取る為の申請が必要な為、申請を忘れてしまいそうで不安という方には、GMOとくとくBB月額割引プランをおすすめします。こちらのプランは毎月の月額料金から割引がされるプランですので、特に手続きは必要なく、お得にWiMAXが利用できます。実質かかる月額料金もキャッシュバックプランと100~200円ほどしか変わりありません。
Smafi WiMAXは、月額料金が一定で、オプション料金を含まないシンプルで分かりやすい料金設定です。他社に比べて、キャンペーンが充実していないため、実質月額料金で安くなることはありません
他社のWiMAXは、キャンペーンや月による月額料金の変化があるため、お得な料金設定となっています。Smafi WiMAXを契約する前には、他社のWiMAXと比較することが大切です。料金やメリット・デメリットを理解した上で、Smafi WiMAXの契約を検討してみましょう。