インターネットの申込みには様々な種類があり、どれが良いのか迷うかと思います。一見安く見えても実は後々高額請求されたり、実際に使ってみたら通信速度が遅くて使い物にならなかったりと、事例は色々ありますが、今回はsoftbank airのWiMAX2+の通信速度や料金についての注意点をまとめました。これからインターネットを申込まれる方は是非参考にしてみてください。
softbank airは、ソフトバンクグループが提供する自宅据え置き型のWi-Fiルーターです。最大の特徴は、データ容量制限が設けられていないことでしょう。自宅内での利用に限られますが、月額料金を支払えば通信量を気にせずに定額で高速インターネット通信を楽しむことができますから、動画の閲覧などを頻繁に行う方でも毎月のデータ制限を気にすることなく楽しむことができます。 また、接続方法も極めて簡単です。光回線を導入するためには工事が必要で、開通までにも時間を要してしまいますが、softbank airはコンセントに繋ぐだけですぐにインターネット通信を楽しめます。softbank airが自宅に到着した瞬間からネットを利用することができますし、下り最大481Mbpsという快適な環境が約束されるため、大容量のデータ通信もサクサク進められます。 そしてソフトバンクユーザーがお得に契約できることも特徴の一つです。ソフトバンクのスマホを使用している方は、softbank airを契約すると、スマホ代が1台あたり月額1,080円割引されます。この割引は無期限で続きますから、日頃からソフトバンクを利用している方にとってはより身近に感じられるはずです。
softbank airは自宅専用ですが、WiMAXは持ち運びが可能というところが大きな違いです。どちらも人気があるのですが、インターネットを使っていると速度は大切ですよね。ですが、softbank airは速度があまり速くないと言われています。では、WiMAXと比べて通信速度はどうなのか、お伝えします。 結論から言えばWiMAXの方が速度は速いです。WiMAXは1.2Gbpsまたは最大758Mbps、それに比べてsoftbank airは926Mbpsまたは最大481Mbpsとなっており、その数値からもどちらが早いかは一目瞭然ですね。速度の点から見たらWiMAXの方がおすすめです。softbank airは極端に遅いというわけではないですが、動画などをよく見るという人は速度が早い方がいいですよね。映画などを見る際にセリフの合間でいちいち止まってしまってはがっかりです。また、softbank airの公式ホームページにはこんな注意書きも書いてありました。「ご利用の集中する時間帯(夜間など)は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。動画やファイル交換ソフトなどをご利用の場合は速度が低下する場合があります。」夜間などに速度が落ちてしまうととても不便ですよね。通信速度はインターネットを利用する上でとても大切で、速度が遅いだけでイライラしてしまう人もいます。他にも比べる点はありますが、速度が速い方が良いと思っている人はsoftbank airよりもWiMAXがおすすめです!
softbank airの料金体系では、ルーター端末を分割払いにするプランと、レンタルするプランと2種類のプランがあります。また、ソフトバンクのスマホとのセット割で、スマホで使っているプランによって割引額が変わる「おうち光セット割」もあります。softbank airの場合、この「おうち光セット割」を利用しても、WiMAXのプロバイダ経由で申込んだ月額料金より高くなってしまうことがほとんどですが、softbank airの料金プランで何よりも注意しなくてはならない事は解約時に発生する料金です。
まず分割払いにした場合は、基本の契約が2年契約であっても、4年間利用しないと違約金を支払わなくてはなりません。なぜなら分割払いは36回払いなのですが、36回払いが終わったところで2回目の2年契約の途中になるので、2回目の2年契約が終了するまで(つまり4年経つまで)無料で解約することは出来ないのです。もし2年使い切ったところで解約してしまうと、違約金に9,500円かかり、端末の分割払いの残金18,000円も合わせ、合計27,500円もかかることに。ちなみに半年で解約した場合はルーターの残金に45,000円もかかってしまい解約する時に5万円以上かかったというケースも。端末を分割払いにすると毎月サポートで値引きされ、お得な気がしてしまいますが、この落とし穴には十分気を付けなければなりません。
softbank airがおすすめできないもう一つの理由としては、持ち運んで外で使用することができないという点があります。まず、物理的な問題としてsoftbank airは質量が大きく、カバンの中に入れて気軽に持ち運ぶことが困難です。仮に持ち運んだとしても、コンセントに接続しなければインターネット通信が可能な状態になりませんから、持ち運びながら使用することはできません。 例えば外泊時などに持ち出し、友人宅やホテルなどでコンセントに接続すればsoftbank airの電源を入れることはできますが、今度は規約の問題が生じることになります。実はsoftbank airは契約した自宅以外での利用が固く禁じられており、例え電源を入れられたとしても、他所でインターネット接続を行うことは認められていないのです。 インターネット接続によって電波を発信しますから、もし自宅以外でsoftbank airを使用した場合には、その情報がsoftbank側に伝わってしまいます。自宅以外での利用が発覚してしまうと、警告の手紙が届く場合が多く、繰り返し違反してしまった場合には強制解約等の処分が待ち受けていますから、ルーターを持ち運びたいという方にはsoftbank airをおすすめすることは出来ません。